夏のお楽しみといえば …

飲ませサビキ釣り。

マダイにハマチにヒラメに…

何が食いつくかわからない食物連鎖を利用した釣り。

開幕戦はもちろん第五八千代丸。

雨の予報であったが出船時にはほとんど止んでいた。

沖の前線や低気圧の影響か

朝からどんよりとした天気。

うねりが少々残る中釣り開始。

ウルメは小さいと聞いていたが朝からスーパーウルメ

このサイズのウルメが掛かるならチャンス大。

ウルメの群れのまわりにはきっと大物がいるはず。

何だか大物の気配がしてきたと思ったら

竿先をガツンと叩くマダイのアタリ。

ナナマルにはちょっと足りないが

最初の１匹からいいサイズが揚がってきた。

アタリは続き

飲ませサビキでは珍しい４５ｃｍと６０ｃｍのダブル。

その後もいい感じで釣れ続き

９時までにマダイ５枚。

この調子だと余裕で２桁？

しかしその後はアタリがあってもバラしたり

本命が食いつく前に

ハガツオ軍団に食いつかれてしまったり

厄介なことにイワシにも素針にも食いついてくる。

でもハガツオがベイトの群れを追い込んで固めてくれるおかげで

この釣りが成り立つのである。

例年は大サバがその役割を果たしてくれるのだが

今日はハガツオが多い。

時折極太サバが混じって釣れる程度。

水深６０ｍ前後でベイトは底から１５ｍ。

いつもならウルメを掛け直すために底から１５～２０ｍ巻いて

竿で振り落としてから再投下するが

今日はベイトの群れの上でハガツオが待ちかまえているようなので

ハガツオを掛けないようにウルメの掛け直しは１０ｍで行うようにした。

青物もヒットしてきたが１発目はブリだったようで

ラインがどんどん出されたまま止まらずラインブレイク。

２発目は何とか時間を掛けて寄せて

無事身柄確保。

８０ｃｍの小ブリ。

その後はウルメは掛かるもののマダイの気配がなくなってしまった。

揚がってくるのはハガツオくらい。

よくあることだが昼間は空白の時間が…

ここで仕掛けについて

青物狙いの飲ませサビキ釣りであれば市販品でも十分釣れるが　

夏のイワシベイトの飲ませサビキ釣りでは

仕掛けが釣果を大きく左右する。

市販品では針が大きくラインが太く枝間が短いのでかなり食いが悪い。

透明度の高い太平洋では仕掛けの善し悪しで釣果が何倍にも変わってしまう。

簡単なので是非自作してみては。

これで実費６０円　それを２連結。

１回分１２０円程度。市販品の約１／５。

マダイ狙いなら６号青物狙いなら８号や１０号。

今日はオモリ側に６号、リーダー側に８号を連結した。

使っているうちに魚がキリキリ回ったりオマツリしたりして

枝にはヨレがかかりラインにしなやかさがなくなってくる。

針先も鈍り食いや掛かりが悪くなってくる。

そんなときには即交換するか針結び直しや枝交換。

自作だと安上がりなので次々と交換しても気にならないが

市販品だともったいないので一日ずっと使い続けてしまう。

この差が釣果の差になるといっても過言ではない。

この日は３本針の仕掛けを計１５セット近く使ったが仕掛け代は１０００円程度。

手間は掛かるがその分間違いなく釣果になって返ってきますから。

しばらく遠のいていたアタリが出始め

午後からのプチ時合いに突入か？

良型マダイが揚がりだした。

ミヨシでは７５ｃｍの本日最長寸も。

私にも

今期初のナナマルが。

続いてもう一丁。

このサイズが連発するのがこの釣りの魅力。

その後も２回ほど大鯛らしきアタリはあったものの

残念ながら針ハズレ。

再びハガツオと極太サバの猛攻を受ける。

ハマチを１本追加したところで終了。

天気予報は大ハズレ雨に降られることなく

開幕戦から天候と釣果に恵まれた。

これだけ釣れたらもう十分？

６人で船備え付け１６０Ｌのクーラー２つ満タン。

チャリに見えますが大半は６０ｃｍ超　　マダイ～７５ｃｍ２４匹

メジロ２・ハマチ５・ヒラメ・オオニベ

ハガツオ約６０本リリース多数　

今日のサバは大物揃い　特大サバ約３０本

他にもウッカリカサゴ・アジ・イサキ…

８０Ｌのクーラーに入りきらない。

土曜夜市クーラーのふたを開けたらビックリ！？

飲ませサビキ開幕戦からスーパーウルメの群れを探り当て

大漁大満足の釣りとなった。

この爆発力こそがこの釣り最大の魅力。

今年も熱い夏になりそうだ。

本日の釣果　マダイ～７１ｃｍ８匹　
　　　　　　　　メジロ　ハマチ　ハガツオ２０匹　
　　　　　　　　サバ　カサゴ